■ハノイの塔(その8)

【2】k本ハノイの塔問題

 驚くべきことに,k≧4のときのk本ハノイの塔問題はいまだ解明されていません.

  [参]ハノイの塔,「離散数学のすすめ」第10章,現代数学社

に詳細がありますが,フレイム・スチュワートのアルゴリズムの移動回数M(n,k)は実験的にn=30程度まで調べられており,その範囲では実際に最小となることが確認されています.そのため,FSアルゴリズムが最小解を与えると信じられていますが,厳密な証明はされていないのです.

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