■コラッツの置換整数列とコンウェイの置換整数列

 任意の自然数nに対して

[1]nが奇数ならば,3n+1

[2]nが偶数ならば,n/2

にする.この工程(HOTPO手順,half or triple plus one)を繰り返し行うと常に1に到達するというのがコラッツ予想である(1930年代). 

{4,2,1,4,・・・}のサイクルを除けば、実行されたnに対しては必ず1で終結している.

6→3→10→5→16→8→4→2→1

11→34→17→52→26→13→40→20→10→5→16→8→4→2→1

 このアルゴリズムは必ず終結するだろうか? 1960年代に,角谷静夫がこの問題を知り,母校のエール大学に広めたが誰も解決することはできなかった.3n+1を3nー1に置き換えても{1,2},{5,14,7,20,10},{17,50,25,74,37,110,55,164,82,41,122,61,182,91,272,136,68,34}のいずれかのサイクルの到達するという。

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【1】コンウェイの置換整数列

 任意の自然数nに対して

[1]nが奇数ならば,[(3n+1)/4]

[2]nが偶数ならば,3n/2

にする.2m→3m,4m-1→3m-1,4m+1→3m+1

サイクルは{1},{2,3},{4,6,9,7,5}{44,66,99,74,111,83,62,93,70,105,79,59}以外は知られていない。

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