■マルコフ数とペル数(その28)

トポグラフのアルゴリズムは、

f(av)=a^2f(v)

f(u+v)+f(u-v)=2{f(u)+f(v)}すなわちc+d=2(a+b)

に基づいている。

前者は2次形式が整数kを表現するときkx^2の形をした整数すべてを表現することを意味している。

また後者は、初期値をf(1,0)=a,f(0,1)=b,f(1,1)=cとして、d以下を芋づる式に求めていけばよいことを意味しているのである。

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オイラーは31x^2-y^2=-1の整数解のなかでxが最小なものは(273,1520)であることを示した(1733年)

f(1,0)=31,f(0,1)=-1,f(1,1)=30

からスタートするトポグラフを描く

判別式は124(正・非平方数)なので、しばらくたどれば(273,1520)がみつかる

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マルコフ数はいずれも2平方和で表される数になっているのですが、1つの辺の両端にある番号の和は、その辺の両側の番号の積の3倍になっているトポグラフから決定することができます。

c+d=3ab

2元2次の場合とかくも異なるのか?

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