■マルコフ数とペル数(その1)

2次?のディオファントス方程式x^2+y^2+z^2=3xyzの解として現れる,

  1,2,5,13,29,34,89,169,194,233,433,610,985,・・・

はマルコフ数と呼ばれます.

3元2次?のディオファントス方程式

  x^2+y^2+z^2=3xyz

の解(x,y,z)=(1,1,1),(2,1,1),(5,1,2),(13,1,5),(29,5,2),・・・を並べると,各解は他の3つの解に相隣り合い,2分木のように配置する.真の2分木なのか,同じ値が2つの別のルートから生成されることがあり得るかは有名な未解決問題である.

 1,2,5,13,34,89,・・・はフィボナッチ数列から1つおきにとってならべたものです.フィボナッチ数列:an=an-1+an-2は有名な数列ですから説明する必要はないでしょうが,他にはどのような数列があるのでしょうか?

 1,5,29,169,985,・・・はペル数列:an=2an-1+an-2から1つおきにとってならべたものになっています.

マルコフ数はいずれも2平方和で表される数になっているのですが、1つの辺の両端にある番号の和は、その辺の両側の番号の積の3倍になっているトポグラフから決定することができます。

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